株式会社豆蔵(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中原 徹也、以下 豆蔵)は、自社開発した対話型AIエンジン『MZbot』に、オフィス文書の検索を大幅に効率化する「文書検索拡張機能」を新たに追加し、2019年7月より提供を開始いたします。
機能追加の背景
昨今、クラウドストレージ(オンラインストレージ)を導入する企業が増加し、社内で利用するオフィス文書の保管に関して、利用者個別での利便性は大きく向上してきている反面で、情報共有や情報活用の面では、新たな課題が生まれてきております。
- どのストレージのどのフォルダの中にどのようなファイルが保管されているのか、誰も把握できていない
- 既存の検索機能は特定の場所しか検索できないため、目的のファイルを探すための手間が増加して業務の生産性の低下を招いている
- 目的のファイルが見つけられず営業的な機会損失の発生や、同じ内容の文書を再度作成する手間が発生している
このような背景の中、当社顧客企業様においても同様の課題を抱えられており、「『MZbot』の検索技術やレコメンド技術を使って解決できないか。」といった、ご相談を数多くお寄せいただいたことから、そのご要望にお応えすべく『MZbot』の「文書検索拡張機能」として新たに開発に着手、β版での運用を経て、今般、正式版の提供開始に至りました。
本機能のメリット
本拡張機能を利用することで、複数のストレージに散在しているファイルを、指定時刻に自動的にクローリングし、『MZbot』に搭載されているAIがオフィス文書の内容から特徴的なキーワードを自動抽出して、内部にインデックスとして保持するため、普段使い慣れたチャット画面上から目的のファイルを簡単に探し出すことが可能となります。
これにより、文書検索の時間のムダや情報が見つからないことによる機会損失を防ぐことができます。
また、自動レコメンド(※1)する仕組みによって、これまで利用者が気付くことができなかった文書間の繋がり(関連性)が可視化されるため、社内に散在する情報資産に新しい価値を吹き込むことが可能になります。
また、リンク先ファイルをダウンロードする方式(クライアント端末にコピーを置く方式)だけでは無く、ファイルへのアクセス権をファイルサーバ側の権限で厳格に管理したいお客様には、ファイルサーバ上のファイルを直接開く方式(※2)にも対応し、ご利用環境に合わせて選択することが可能です。
(※1) ユーザ属性に応じたレコメンド、複数のレコメンド方式を選択可能
(※2) アクセス権限はストレージ側の権限で制御(スマートホンは非対応)
主な特長
『MZbot』の「文書検索拡張機能」の主な特長は以下のとおりです。
- チャット形式(対話形式)の検索
単純なキーワードによる検索でなく、「○○についての文書は、どこにある?」のように対話的に絞り込みを行って目的の文章にたどり着くことが可能です - 関連文書のレコメンド
社内の専門家やベテラン社員に聞かないと分からなかった「この文書とあの文書は関連性が高い」というような情報をユーザの操作履歴を自動学習し、同時に閲覧される頻度の高い文書や同じユーザ属性を持つユーザが閲覧した文書を自動的にレコメンドします - 自動インデックス処理
スケジューラに設定された時刻にオフィス文書をクローリングして検索用インデックスを作成し、サーバストレージにマウントや同期されたオフィスファイル(Word、Excel、PowerPoint、PDF、TEXT)をシステムに自動的に取り込んでインデックス化します
主な仕様
- 対応ファイル(2019年7月現在)
- テキストファイル(.txt)
- PDF ファイル (.pdf)
- Word ファイル (.docx)
- Excelファイル (.xlsx,.xlsm)
- PowerPoint ファイル (.pptx)
※順次対応ファイルを追加する予定です
- 動作環境
- Windows又はLinuxの64bitOSのみ
※別途Java (Oracle JDK又はOpen JDK)インストールが必要となります※クラウド環境(仮想マシン環境)、オンプレミス環境どちらにも対応しております
- Windows又はLinuxの64bitOSのみ
- 標準価格(追加オプション費用)
180万円(税抜き)- 別途MZbotのご導入が必要となります
- 文書検索拡張機能単体での販売予定はございません
- 旧バージョンをご利用の方は最新版へのバージョンアップが必須となります
- 導入支援作業及びMZbotの最新版のライセンス費用は上記費用に含まれます
- 既存のQ&Aデータと混在してご利用いただくことも可能です
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本件に関するお問合せ
プレスリリース(PDF)
※ 記載の会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ 本ドキュメントの掲載内容は発表時の内容です。
※ MZbotは株式会社豆蔵が日本において商標出願中です。
※ Javaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
※ Windows、Excel、Word、PowerPoint、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ Linuxは米国及びその他の国におけるLinus Torvaldsの登録商標です。
※ その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。